第5話 たけのこハンター!
今回はやることが盛りだくさんだったので,とりあえず作業を並行して行いました.
春といえば,我が地元ではたけのこですね.
ちなみに,たけのこの名産地のお隣なので,私は良質なたけのこを小さい頃から食べていたと思われます.
小さい頃,じいちゃんとばあちゃんとともに山に行って,とってきていたのが懐かしいです.
さて,母からの情報で,この辺りのたけのこは,4月中旬からGWまでがピークと聞いていたので,
今日はきっと取れるだろうと,期待で胸をいっぱいにしていました.
じいちゃんがたけのこをとる時に使っていた先が5cmほどのくわを担いで,いざ山へ.
一人で行ったので写真がないですね.これは良くないなあ.
さて〜!採れるかなー!
・・・まあ,こんな風に自信満々な時って大抵目当てのものに出会えないものです.
はあ.なんでないねん..
たけのこに会えなかった切ない気持ちを胸に
自分への慰めの言葉をぶつぶつと一人でつぶやきながら,山を降りて行ったのでした.
災難は続き,
イッテー!!
つまずいた.
はあ,疲れているのか,足取りは重いです..
...ん?
・・・え!!!
みなさん,ご覧いただけただろうか.
テッテレー!!
あった.
強運だ.今日のラッキーはたけのこに捧げる.
0と1は全然違います!テンションが.
たけのこってこんな風に見つけるの!?(多分違う)
一つ見つけて大満足で,山を下っていくと,ご夫婦で山に来られた村の方に出会った.
私は,とりあえず怪しいものではないということを自分からいう必要があると
常々思っていたので,
おはようございます!〇〇(祖父の名)の孫です!
と挨拶をしてみた.
すると,ああそうなんや,知ってる知ってる!と母のことなどが話題になり,
私の持っている竹のこ堀りグッズを見て,
あっちにおっきいのん生えとったで~
と,教えてくださった.
帰ろうと思ってたけど,生えているなら行ってみよう!
(私) 行ってみます!
気いつけや~
そんな温かさに感謝しながら,自己紹介の大事さを改めてしみじみと感じた.
足取りは軽い.
しかし,見つけられない.
どこにおっきいのがあるんやろう....
やはりプロは,違うんだろうなあとちょっと落ち込んでいた頃,,
あれ!これはもしや??
チャラーン!
発見.
でも,明らかにおばさんが見つけたおっきいやつではなさそうだが.
そのあとの私は,どうやらコツをつかんだらしく
穂先しか出ていないたけのこを次々と見つけていった.
さっきまでとは別人だ.
目つきが鋭い.まさにハンターである.
しかし,浮かれた気持ちを鎮め,落ち着いて観察すると
たけのこたちは,節の白い若めの竹(2~3才?)の地下茎から出ているような気がする.
こうしてまた一つ,たけのこハンターは学んだのであった.
本日の収穫
ふふ,どうだ.
Sに自慢している私の姿が思い浮かんだ方も少なくないだろう.
一個,めっちゃちっちゃいのも採っちゃった.
多分,次に行った時見つけられないと思ったから.
そして,家に帰ってすぐ,
・・たけのこを見つけてから1時間以内にアク抜きをした.
そうして味付けしたものがこちらである.
ここまで私がやったところで,ここからの料理はSに任せた.
次の日作ってくれたこの料理は非常に美味しかった.
贅沢な日だ.
こんなのも悪くない.